t>

長期化するイラン情勢が、身近な食品スーパーにも大きな影響を及ぼしている。
4月30日、食品容器製造大手のエフピコは、ナフサをはじめとする石油化学原料が高騰しているとして、2026年6月1日の出荷分から全製品の価格を20%以上値上げすると発表した。
エフピコは、国内で流通する食品トレーの約3割を製造する最大手メーカー。主要販売先には三井物産やイオンなどが名を連ね、地方のコンビニチェーンや中小のスーパーなどもエフピコから食品トレーを仕入れている。
エフピコによれば、今後も原料価格の動向や国際情勢の状況によっては、さらなる追加値上げを行う可能性もあるとしている。
上場する大手スーパー各社によると、食品トレーの値上げに関する動きは少なくとも4月中旬までに各社の商品担当者の耳に入っていたもようだ。
ナフサ不足は食品トレーにとどまらず、ラップや加工用手袋など幅広い製品に影響を及ぼしている。業界関係者の間では、この状況がさらなる値上げや供給危機を招き、業界再編を加速させるという見方が強まっている。