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精密モーター大手のニデック(旧日本電産)が18日、定時株主総会を開く。創業者の永守重信氏(81)のリーダーシップで築かれた巨大企業は今、永守氏の「業績目標達成へのプレッシャー」を要因とする不正会計に揺れる。
かつて直接怒鳴られた経験のある私の目には、永守氏には厳しさの中にも人情味があるように映っていた。しかし、いつしか「永守節」は先鋭化してしまったようだ。
2014年12月下旬、京都市内にある日本電産本社20階執務室。入ってきた永守会長兼社長(当時)は、静かに怒りのエンジンを入れた。
この日は年末恒例の企業トップインタビューだったが、開始早々に不穏な空気が漂った。永守氏が激怒した原因は、直前に私が書いていた記事にあった。
その後の永守氏の経営スタイルはさらに先鋭化し、社内に過度なプレッシャーが蔓延した。18日の株主総会では、その歪みが表面化した不正会計問題について、株主から厳しい質問が相次ぐ見通しだ。あの日の怒声と、今の会社の姿を重ね合わせると、リーダーシップの光と影を痛感する。