
15日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は大幅続伸し、指標の米国産標準油種(WTI)の6月渡しが前日比4.25ドル高の1バレル=105.42ドルで取引を終えた。
上昇の背景には、米国とイランの戦闘終結に向けた協議に進展が見られず、ホルムズ海峡の封鎖が長期化するとの警戒感が強まったことがある。買い注文が膨らみ、相場を押し上げた。
ホルムズ海峡は世界の原油供給の約3分の1が通過する戦略的要衝であり、封鎖が続けば国際的な原油不足が深刻化する懸念が高まっている。市場は地政学的リスクを積極的に織り込む姿勢を見せている。
専門家は、協議の進展がない限り、原油価格の上昇傾向は続く可能性があると指摘。投資家の間では、中東情勢の緊迫化がさらなる供給不安を招くとの見方が広がっている。
他の原油指標にも波及効果が見られ、北海ブレント先物も連動して上昇。市場参加者は今後の米イラン協議の行方に注目しており、短期的な価格変動リスクが警戒されている。