
レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの指導者カセム師は4日、イスラエルとレバノンが停戦再開で合意したとする米国の発表に対して拒否の姿勢を示した。カセム師は、イスラエル軍がレバノン南部にとどまっている限り「抵抗を続ける」と述べ、停戦合意を無効とする構えだ。この状況は、米国とイランの戦闘終結に向けた覚書締結交渉の障害となっており、影響が長期化する懸念がある。
カセム師は「包括的」な停戦を要求し、イスラエル軍の攻撃停止とレバノンからの完全撤収を求めた。イスラエルの攻撃が継続する限り、徹底抗戦する意向を示しており、停戦への道筋は依然として不透明だ。
イスラエル政府は治安閣議を開き、レバノンでの停戦合意について協議した。イスラエルメディアが伝えたところによると、閣議ではヒズボラの動きを考慮した対応が議論された模様だ。
4日もイスラエル軍はレバノン南部などで攻撃を続け、レバノン保健省によると計8人が死亡した。ヒズボラも応戦しており、両者の衝突はエスカレートしている。
イスラエルメディアは、レバノン南部でイスラエル兵が対戦車ミサイルを受けて死亡したと報じた。カセム師の拒否姿勢が戦闘終結をさらに困難にする中、国際社会の仲介が試される状況となっている。