
ロシアのプーチン大統領は13日、モスクワにある核ミサイル開発機関「熱工学研究所」を訪問した。研究員らを前に「戦略核戦力を発展させ、あらゆるミサイル防衛を突破できるシステムを構築していく」と演説した。
12日には軍幹部から最新型の重量級大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」の発射実験成功の報告を受けており、2日連続で核戦力を重視する姿勢を示した。
プーチン氏は、多弾頭ICBM「ヤルス」や、米国のミサイル防衛網の突破が可能とされる潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「ブラバ」などが研究所の開発の成果だと強調。実戦配備され「核の3本柱」を支えていると評価した。
今回の訪問は、ウクライナ侵攻以降、西側諸国との対立が深まる中で、ロシアの核抑止力への自信を示すものとみられる。プーチン氏は核戦力の近代化を継続的に推進している。
熱工学研究所は、ソ連時代から核ミサイル開発を担う中核機関であり、プーチン氏自らの視察は、軍需産業との連携強化の意思を表している。ロシア政府は今後も核戦力の維持・発展に注力する方針だ。