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ヤマハ発動機販売は7月24日から、四輪バギー(ATV)ユーティリティモデルのフラッグシップ『グリズリー EPS XT-R』の受注を開始した。初回受注期間は9月14日までで、発売日は2027年4月30日。メーカー希望小売価格は220万円(税込)だ。
ATV(全地形対応車)は北米を中心に、レクリエーションやスポーツ走行、農業などの軽作業まで幅広く使われている。『グリズリー EPS XT-R』は、力強いパワートレインと高い走破性を持つ車体に電動パワーステアリング(EPS)を組み合わせた、同社ユーティリティモデルの最高峰と位置づけられる。
日本ではナンバープレートを取得できないため、公道での走行は不可能だ。特別な敷地内やレクリエーション施設などでの活用がメインとなる。
エンジンは686cc、水冷、SOHC、4ストロークで、全域で豊かなトルクを発揮する。低速域はスムーズ、中速域では力強いパワーを発生し、リニアなスロットルレスポンスにより、扱いやすい走行フィーリングとオフロード走破性を両立している。
トランスミッションはウルトラマチックトランスミッションのCVTを採用。Vベルトの高い信頼性と自然なエンジンブレーキ特性を備え、急な下り坂や極低速走行時でも滑らかにエンジンブレーキが作用し、高いコントロール性を実現する。
駆動システムには、2WD、リミテッドスリップデフ4WD、デフロック4WDの3モードをライダーが任意に選択できるオンコマンド4WDを採用。フロントのみリミテッドスリップデフ4WDとすることで、片輪が浮いた状態でも接地タイヤへ駆動力を伝達し、泥濘地や岩場などの過酷な環境ではデフロック4WDを選択して4輪へ確実に駆動力を伝える。
車体は27インチの大径タイヤと弓状に湾曲したAアームを採用し、約300mmの最低地上高を確保。ダブルウィッシュボーンサスペンション、スキッドプレート、フロントバンパーを装備し、岩や木の根などの障害物から車体を保護する。
EPSはライダーの操舵入力や車速などの情報をもとに制御を行い、軽快なハンドリングと外乱によるステアリングへの影響を低減して疲労軽減に貢献する。路面状況や車両の挙動を適切にライダーへ伝達する制御も採用し、自然な操舵フィーリングを実現している。
フロントには米国ウォーン社製ウインチを標準装備し、約1134kgの牽引力でスタック時の脱出をサポートする。リアには約600kgの牽引能力を持つ2インチヒッチレシーバーを搭載。前後のスチール製キャリアは合計約140kgまで積載可能で、作業用途からレクリエーションまで幅広いシーンで実用性を発揮する。