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今夏の移籍市場で補強に苦戦を強いられているローマが、ポルトガルが誇る19歳の逸材、ロドリゴ・モラの獲得に前進したようだ。U-21ポルトガル代表に名を連ねる攻撃的MFに対し、ローマは変則的な支払い方法を提示。ポルト側も前向きな姿勢を示しているという。
前線と両ウイングバックの補強が急務となっているローマは、アーセナルのガブリエウ・マルティネッリか、レアル・マドリードのエンドリッキと、ブラジル代表アタッカーのいずれかの獲得も並行して模索中。その一方で、シャドーのポジションでプレー可能なポルトガル人アタッカー、モラにも白羽の矢を立てた。
イタリアの移籍市場に精通するジャンルカ・ディ・マルツィオ氏の報道によると、ローマはモラ獲得に向けてポルトと交渉を実施。2030年まで契約を残し、違約金7000万ユーロ(約128億5000万円)が設定されているモラに対し、ポルトは移籍金を5000万ユーロ(約91億8000万円)に設定しているという。
ローマが提示したのは、異例の内容だ。今夏に2500万ユーロ(約45億9000万円)を支払い、ポルトが50%の売却条項(セルオン条項)を保持する形で一旦契約。さらに2027年夏に追加で2500万ユーロを支払い、その売却条項を買い戻すという、実質2年分割でポルトの要求額を満額支払うスキームを提案した。
このオファーにポルト側は前向きな反応を示しており、モラ自身も「永遠の都」ローマへの移籍を希望していることから、交渉が成立する可能性は高まっているとみられる。
モラはポルトの下部組織出身で、ブラガやモレイレンセなど国内の複数クラブでプレーした元選手ホセ・マヌエル氏を父に持つ。父と同じポルトのアカデミーでキャリアをスタートさせた攻撃的MFは、ポルトガル屈指の名門で早くから才能を開花。世代別代表でも常に注目を集めてきた。
プロ契約前にポルトBでリーグ史上最年少となる15歳8カ月10日でシニアデビューを飾ると、2023年11月には当時のセグンダ・リーガ(ポルトガル2部)史上最年少ゴール記録を16歳6カ月6日で更新。以降はファーストチームに定着し、2024年10月のアヴス戦ではクラブ歴代3位となる17歳5カ月23日でのゴールも記録している。昨シーズンは公式戦44試合に出場し、5ゴール2アシストをマーク。その才能を高く評価するローマが、将来を見据えた大型補強を完成させるか、移籍市場の行方が注目される。