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三菱マテリアルは、ドイツの連結子会社H.C. スタルク タングステンにおいて、タングステンリサイクル能力の増強を目的とした約5000万ユーロの投資を実施することを決定したと発表した。
この投資により、H.C. スタルクの主力拠点であるドイツ・ゴスラー工場のタングステンスクラップ処理能力を、現在の年間約5000トンから7000トンへ拡大する予定だ。新設備の建設は2026年内に開始し、2028年中の完工を目指す。
三菱マテリアルは2024年にH.C. スタルク ホールディングを連結子会社化した。H.C. スタルク タングステンはその中核事業会社であり、100年以上の歴史を持つ世界有数のタングステン製品メーカーだ。
タングステンは超硬工具や電子部品などに使われる希少金属で、鉱石からの精錬に加え、リサイクル原料の活用が資源の安定確保や環境負荷低減の観点から重要性を増している。同社はスクラップを再処理し、高純度のタングステン製品として再生する体制を強化する。
今回の投資により、欧州を中心とした顧客への安定供給と、タングステン市場における競争力のさらなる向上が期待される。リサイクル事業の拡大を通じて、資源循環型社会の実現とサステナブルな事業運営への貢献を目指す方針だ。