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中央本線の車窓に突然現れる、山肌を貫く巨大なチューブ。その圧倒的なスケールに、誰もが「この先には何があるのだろう」と目を奪われる。
「山梨のマチュピチュ」「天空のニュータウン」と呼ばれるこのまちは、バブル期の地価高騰に直面した人々のマイホームへの夢を叶えるため、壮大な計画のもとで誕生した。
今回は、総建設費40億円とも言われる規格外の移動インフラの全貌と、山を切り拓いたダイナミックな開発の歴史に迫る。
このチューブは実は、急斜面の住宅地と麓の駅や道路を結ぶ特殊なケーブルカー兼用のリフトシステムである。高低差約200メートルを一気に駆け上がるその姿は、まるでSF映画のワンシーンのようだ。
開発は1980年代後半に始まり、当時の最先端技術を投入。完成後は住民の足としてだけでなく、観光スポットとしても注目を集めている。バブル崩壊後も維持され、今なお山梨のシンボルであり続けている。