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HOUSTON, TEXAS – JUNE 29: Kaishu Sano #24 of Japan celebrates with teammates after scoring the team’s first goal during the FIFA World Cup 2026 Round Of 32 match between Brazil and Japan at Houston Stadium on June 29, 2026 in Houston, Texas. (Photo by Lars Baron/Getty Images)ブラジル戦でゴールを決めた佐野海舟 [写真]=Getty Images
日本中を歓喜の渦に巻き込んだ佐野海舟の見事なゴール。2023年に日本代表デビューを飾り、FIFAワールドカップ2026ブラジル代表戦で日の丸を背負っての初ゴールを記録した。
しかし、日本代表は逆転負けで敗退。世界にインパクトを残す鮮烈な一撃となったものの、佐野は手放しで喜ぶことはなかった。「いや、何もないですね。勝てていないので」と言い切り、「結局、勝負を決められない選手の方になりましたし、得点を取ることはいいことですけど、それを勝利につなげられる選手にならないといけないと思っています」と悔しさをにじませた。
優勝を目標に掲げた今大会だったが、結果はベスト32。それでも佐野は、いつもと変わらない“ルーティン”で一歩を踏み出している。ブラジル戦当日の夜には、一人で試合映像をフルタイム視聴した。「しんどいですけど、いつもやっていることなんで。それは変わらないですし、見たくはないですけど」と苦笑いを浮かべる。「まだ悔しい気持ちは抜けていないですけど、しっかりと試合映像を見て整理できるところはしたので。前を向いてやっていくしかない」と力強く語った。
2022年のカタール大会が開催された頃、佐野はまだJ2のFC町田ゼルビアでプレーしていた。そこからJ1の鹿島アントラーズを経て、ドイツのマインツへとステップアップ。現在、市場価値も急上昇だ。ブラジル戦で決めたゴールを含め、世界からも注目を集める存在となりつつある。それでも本人は現状に満足していない。「そういうトップのところで日常的にやっている選手は波がない。自分のプレーをどんな時もしっかりと出せると思っています。自分はまだ波があると思いますし、そういう上の舞台に行けば行くほど、大きくなっている。今後そこは意識高くやり続けたい」。
25歳で迎えた自身初のワールドカップ。悔しさの残る大会となった一方で、強豪を相手にゴールを奪った事実は大きな自信になるはずだ。4年後の2030年については多くを語らなかったが、日本代表の中盤を支える存在として、さらなる成長を遂げてワールドカップの舞台へ帰ってくるはずだ。
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