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台湾に残る日本神信仰の真実 映画『軍服を着た神様』が迫る

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Aiko Yamamoto
国際 - 01 8月 2026

台湾各地で「将軍」「日本神」と称され、手厚く祀られている旧日本軍人たち。その死者の魂はなぜ神となったのか。親日といった単純な話ではない。日本人が知らない摩訶不思議な台湾人の民間信仰に日本人監督が迫ったドキュメンタリー映画「軍服を着た神様」が1日、東京・ポレポレ東中野で封切られた。予告編は民俗学系映画としては異例の1週間20万回再生を記録する前評判の高さで、台湾好き、歴史好き、保守層の枠を超えて怪談・オカルト好きの興味も引き寄せ、横浜、京都、大阪などで上映館が続々と決まっている。

軍服の神像が鎮座する廟に日の丸と旭日旗が掲げられ、菓子や果物が供えられ、恭しく手を合わせる信徒たち。彼らは何を語るのか。「ロト(記入式宝くじ)の当選番号を教えてください」。あまりに現金なお願いに、見ているこちらがずっこけてしまう。

映画では、台湾で違法宝くじが流行した1980年代、道教(古代中国からの多神教)の高位の神様には言えない願いを「修行中」の日本神に頼った歴史的経緯が語られる。「線香の燃えかすの形から数字を読み取っていた。高額当選した人のお礼で日本神の廟が大きくなり、信徒が増えることを繰り返し、神として出世しパワーが大きくなってゆく。飛虎(ひこ)将軍が代表的です」と遠藤協(かのう)監督(45)は話す。

飛虎将軍とは、旧日本帝国海軍のゼロ戦パイロット、杉浦茂峰。享年20。台南市上空で米軍機を迎撃し、被弾するも落下傘で脱出せず、黒煙を上げながら人家を避けて田に墜落した。映画では「父が目撃していた」「自分の命を犠牲にして村人を守った」などと語る人々が実名で登場する。地元の古典人形劇にもなり、映画の劇中劇を構成。杉浦の幽霊に高位の神から飛虎将軍の名が授けられ、神格化されてゆく過程が描かれていた。

このような日本神は台湾に50カ所以上ある。遠藤監督はうち25カ所を2019年から6年かけて取材し、映画では5カ所8神に絞った。きっかけは本作プロデューサーで大学のゼミの2学年先輩、慶応大の藤野陽平教授からの誘い。藤野教授は文化人類学者の視点で「日本神は英霊というよりも『キョンシー』に近い」と指摘する。香港映画でおなじみの死体妖怪のことだが、この文脈では適切に供養されずに彷徨う地縛霊といった意味合いだ。「親日的だからという観客の予想を裏切る映画でもあろうかと思う。不思議に感じてもらえたら成功です」と話した。

台湾では人が死ぬと「鬼」になる。自分で食べ物や着物を用意できないので、供養してほしいと霊が人前に現れる。特に日本兵の魂は祀ってくれる親族がおらず、代わりに台湾の人たちが祟られないようにお祀りする。やがて御利益がもたらされると、鬼は守り神となる……そんな信仰だ。

映画には、明治7年の台湾出兵に赴いた後に台湾で要職を務めた田中綱常、台湾出兵で戦死した北川直征ら5人の日本神を祀る女性のタンキー(シャーマン)、石羅界(せきらかい)さんが登場する。コウモリがすむ洞窟で田中の霊に出合い「台湾で彷徨う日本人の霊たちを救ってほしい。自分の霊媒になってくれ」と頼まれたという。

田中の霊が憑依したトランス状態で結婚相談を受ける姿は、約1時間まったく瞬きをせず鬼気迫る。また、死者の願いに応えて探し出した北川の子孫一家が供養に訪れる様子も映され、「やっと先祖になれた」と安らぐ霊の声が聞こえてくるようだ。

常識や科学を超越した神秘の力におののき、スクリーンを見つめていた。遠藤監督は「なんじゃコレという、カメラが見た驚きを映画館で共有してもらいたい。しかし、こんな話が新聞記事になりますかね?」と心配そうにたずねた。

台湾人が英霊を祀ってくれていることをありがたがる日本人だが、実態を知ったうえでの感謝が本物だろう。日本の台湾統治(1895-1945年)が良かったから? とか、少ない情報の中で都合よく解釈していなかったか。面白い隣人をもっと知りたくなる。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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