
2026年5月、カルビーはポテトチップスなど主力商品のパッケージを白黒にする方針を発表した。この突然の「色の消失」に、SNSやインターネット上では賛否両論が巻き起こった。
背景には世界的なナフサ不足がある。ナフサはプラスチックやインクの原料であり、その供給逼迫が包装コストの高騰を招いている。カルビーはコスト削減の一環として、カラーパッケージから白黒への切り替えを決断した。
しかし、この動きが消費者心理に与える影響は決して軽視できない。色は商品の鮮度や美味しさを視覚的に伝える重要な要素であり、それを失うことはブランドイメージや購買意欲に直結する。専門家は「単なるコスト削減を超えた心理的インパクトがある」と指摘する。
実際、売り場では白黒パッケージが並ぶ棚は、他のカラフルな商品に埋もれて見劣りする可能性が高い。コンビニエンスストアやスーパーでは、商品の「顔」として機能していたパッケージが、均質化した白黒に置き換わることで、消費者の視線を集めにくくなる。
はたしてこの白黒ポテチは、消費者の共感を得られるのか。カルビーは価格維持や環境負荷軽減を訴えるが、感情論ではない形で受け入れられるかどうかは、今後のマーケティング戦略にかかっている。