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失敗台座を新方式に刷新、H3ロケット9号機が11日未明打ち上げ 信頼回復への試金石

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Yuki Tanaka
経済 - 10 8月 2026

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日午前4時23分31秒、主力大型ロケット「H3」9号機を種子島宇宙センターから打ち上げる。昨年12月の8号機失敗から約8カ月ぶりに、主エンジン2基と補助エンジン2基の標準型「22形態」で飛行する。失敗の直接原因となった衛星搭載用台座は、接着方式をやめてボルトとナットで組み立てる新方式を初めて採用。信頼回復へ向けた正念場となる。

9号機は準天頂衛星「みちびき7号機」を搭載する。10日午後には、ロケット組立棟から約500メートル離れた発射地点まで約30分かけて機体を移動させ、最終準備に入った。

H3は昨年12月の8号機で打ち上げに失敗。原因は、衛星を載せる円錐(えんすい)状の台座が飛行中に損傷し、機体の破壊に至ったことだ。4枚のパネルを接着して組み立てる際に不具合が生じ、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の表面材と内部のアルミ材の間で剝離が起きていた。

今年6月に打ち上げた6号機は、接着方式で組み立て済みだった台座を大がかりに補修して使った。接着部分の表面材を取り除いて樹脂で埋め、その上に補強材を接着する応急的な措置で、打ち上げには成功した。

9号機では、そうした補修から一歩進め、4枚のパネルを接着せずにボルトとナットで組み立てる方式を採用した。先代のH2Aで実績のある方式で、接着工程そのものをなくし、剝離の発生を根本的に防ぐ狙いがある。H3の実機でこの方式を使うのは初めてだ。

9号機用の台座は、6号機のように組み立て済みのものを補修したわけではない。8号機の失敗前にパネルの状態まで製造を終えていた2機分のうち1機分を使い、ボルト留め方式で新たに組み立てた。もう1機分は同じ方式で組み立てて試験に使用しており、未結合のパネルは残っていない。このため、10号機用はパネルから製造して同方式で組み立てる。

試験用の台座では、飛行中に受ける力や真空環境、衛星を覆うフェアリング分離時の衝撃を同時に再現。実際の飛行時の1.5倍の荷重に耐えることを確認した。H3プロジェクトチームの有田誠プロジェクトマネージャは「自信を持って打ち上げに臨める」と話す。

9号機にはもう一つの意味がある。H3の標準型「22形態」の打ち上げが約8カ月ぶりに再開することだ。6月の6号機は補助エンジンを使わず主エンジン3基で飛ぶ「30形態」の初飛行で、9号機で22形態に戻る。今後はこの形態での打ち上げが多く予定されており、成功すればH3は「平常モード」に復帰し、信頼回復とともに打ち上げ実績を積み重ねられる。

有田氏は「これをぜひとも成功させ、再びH3のラインアップに戻していくことには非常に意味がある」と強調。8号機の失敗で準天頂衛星「みちびき5号機」を失い、日本版GPS構築に悪影響が出ているだけに、「今回また信頼を寄せていただき、打ち上げに再トライさせていただく。その期待に何とか応えたい」と決意を語った。(伊藤壽一郎)

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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