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LYON, FRANCE – AUGUST 02: Go Oiwa, Head Coach of Team Japan looks on prior to the Men’s Quarterfinal match between Japan and Spain during the Olympic Games Paris 2024 at Stade de Lyon on August 02, 2024 in Lyon, France. (Photo by Matt McNulty – FIFA/FIFA via Getty Images)日本サッカー協会(JFA)は24日、都内で記者会見を開き、2026年北中米ワールドカップ(W杯)でラウンド32敗退に終わった日本代表の新監督人事を正式に発表した。森保一監督が来年1月のAFCアジアカップ2027終了後に退任し、後任にパリ五輪でベスト8に導いた大岩剛氏が就任する。大岩氏はロサンゼルス五輪(2028年)を目指す世代別代表との兼任となる。
宮本恒靖会長は会見で、今後4年間のテーマを「継承と進化」と掲げた。その体現者である大岩氏に求めるものとして、「我々はまだW杯ベスト8に届いていない。今大会の準決勝や決勝を見ると、その壁は非常に高いと感じる。『新しい景色を見せたい』という目標を改めて掲げ、そこを一つの目処にしたい」と語った。その上で、「W杯を戦って痛感したのは、すべての力を上げなければならないということ。強化、育成、人材発掘をこれまで以上に進める必要がある。ベスト8に入ったチームとの差はデータとしても明確に出ている。今後は彼らを上回る数字を目指すことが大切だ」と述べた。一方で、長期的な目標については、「2005年に掲げた2030年大会でのベスト4は、参加国が増え状況も変わっているため修正が必要」と付け加えた。
山本昌邦技術委員長は、当面の大会に触れ、「自国開催のアジア競技大会(2026年愛知・名古屋)で優勝することは大きなインパクトになる。アジアカップも含め、優勝はJFAの重要な目標だ。その先にロス五輪、さらに30年W杯がある」と指摘。大岩新監督について、「まずは五輪活動に専念してもらいたい。慌ててスタートさせるのではなく、しっかりとした陣容で臨ませたい」と述べた。兼任の難しさに関しては、過去の例を挙げ、「兼任は簡単なものではないが、メリットもある。例えば2002年のW杯と99年ワールドユースを同時に指揮したフィリップ・トルシエ監督のもとで、同じ選手たちが3年間で大きく成長し、W杯の舞台に立った。あのスピード感で準備しなければ、W杯の頂点には近づけない」と強調した。
トルシエ監督の下でA代表と五輪代表の両方を経験した宮本会長自身も、兼任の難しさは「認識している」と認めつつ、「それ以上のプラスがある」と断言した。「A代表と若い選手をラージグループで見ることができ、同じゲームコンセプトでチームを作っていける。若手が上に上がったとき、スムーズに適応できる。私自身もトルシエ監督の下で五輪とA代表を経験したが、上のチームでも同じやり方が通用したので、ストレスなくプレーできた」と、自らの経験に基づくメリットを語った。
大岩新監督は、来年3月から正式に日本代表の指揮を執る。アジアカップ終了後、ロス五輪予選と並行しながら、W杯2026年大会に向けたチーム作りを進めることになる。JFAは、大岩監督のもとで「継承と進化」を具体化し、W杯ベスト8という悲願を達成できるかどうか、正念場を迎える。