
犬や猫が好き。そんな理由から、獣医のドライバー兼お手伝いのアルバイトに応募した宇多川ソラ。だが、彼の前に現れたのは、ペットではなく牛や馬などの家畜を診る「産業動物臨床獣医師」三海佑だった。
病気の牛を前に、三海は農家へ「もう治せません」と告げる。冷たく突き放したようにも聞こえるその言葉の裏には、命と向き合い、農家の暮らしを支える産業動物臨床獣医師ならではの覚悟があった。
三海の言葉は、治療が困難な状況を正直に伝えることで、農家が無駄な負担を強いられないようにするという深い配慮に基づいている。畜産現場では、動物の命だけでなく、経営や家族の生活も考慮しなければならないからだ。
牛乳、肉、卵――。私たちの食卓を支える現場では、今日も誰かが命と向き合っている。
畜産医療マンガ『まきばのカルテ 産業動物臨床獣医師 三海佑』より、一部を抜粋してお届けします。詳細は以下のリンクでご覧ください。https://comic-zenon.com/episode/2551460909732674732