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サンフレッチェ広島は27日、今季から10年ぶりに古巣へ復帰したFW浅野拓磨(31)の負傷を正式に発表した。クラブによると、浅野は25日に行われた非公開のトレーニングマッチで負傷。翌26日に広島県内の医療機関で検査を受けた結果、「左ヒラメ筋肉離れ」と診断されたという。復帰までの期間については明らかにされていない。
浅野は先月28日、スペイン1部マジョルカとの契約満了を受け、2016年夏以来となる広島への復帰が発表されたばかりだった。2016年のリオデジャネイロ五輪で一躍注目を浴び、その後はドイツ、セルビア、スペインと渡り歩いたストライカーは、再び紫のユニフォームに袖を通すことへの期待とともに、ファンの間で大きな話題を呼んでいた。
しかし、復帰後初めての実戦形式の練習でアクシデントが発生。左ふくらはぎの深部に位置するヒラメ筋の損傷は、負傷の度合いによって回復に数週間から数か月を要するケースもあり、チームにとっては痛手と言わざるを得ない。
現時点で最も懸念されるのは、8月8日に予定されている2026―27明治安田J1リーグの開幕節、ジェフユナイテッド千葉戦への出場の可否だ。既に10年ぶりの広島での公式戦デビューが開幕戦となる可能性が取り沙汰されていただけに、浅野本人はもちろん、指揮官やサポーターにとっても複雑な思いが広がる。
広島は今季、川村拓夢の復帰や若手の台頭もあり、攻撃陣の選択肢は決して少なくない。しかし、「韋駄天」の異名を持つ浅野のスピードと決定力は、チームの戦術に新たな幅をもたらすと期待されていた。クラブとしては、無理をさせず完全回復を優先させる方針とみられるが、開幕まで残り約1か月。検査結果を踏まえた詳細な復帰スケジュールの発表が待たれる。