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政府は15日、最新人工知能(AI)を悪用したサイバー攻撃への懸念が強まっている現状を受け、サイバーセキュリティー対策を推進するための専門家会議を東京都内で開催した。この会議では、米新興企業アンソロピックが開発したAI「クロード・ミュトス」が特に念頭に置かれている。
クロード・ミュトスは、システム上の脆弱性を発見する能力が極めて高いとされており、サイバー攻撃に悪用されるリスクが指摘されている。専門家の間では、このAIが従来のセキュリティ対策を突破する可能性について懸念が広がっている。
会議では、攻撃を受ければ国民生活に甚大な影響が出る電力や鉄道など、重要インフラ事業者への対策が主要な議題となる見通しだ。政府は、こうした事業者が最新の脅威に対応できるよう、具体的なガイドラインの策定を急ぐ方針。
また、会議にはセキュリティ専門家や学識経験者、関係省庁の担当者が参加し、AIを活用した攻撃手法の実態把握や防御策の検討が行われた。特に、ミュトスが持つ自律的な攻撃能力に対する対策が優先課題として挙げられている。
政府は今後、この専門家会議の提言を基に、2025年度中に新たなサイバーセキュリティ戦略を策定する予定だ。AI悪用の脅威が高まる中、官民連携による迅速な対応が求められている。