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英ロンドンで14日行われた日英首脳会談で、スターマー英首相は日英伊による次期戦闘機共同開発計画(GCAP)の推進を確認できたことに「心から満足している」と述べた。同氏は、日英がともに最重要の同盟国と位置付ける米国の外交がトランプ政権下で不安定化する中、日本との安全保障連携を強調し、停滞が指摘される自国の国防政策への懸念を一掃したい考えだ。
スターマー氏は会談後の共同記者会見で、GCAPについて「日英両国にとって極めて重要な戦略的構想だ」と改めて強調した。その上で、英国の国防費増額への積極的な姿勢を示しつつも、具体的な資金拠出額については明言を避けた。
会談では、インド太平洋地域における安全保障協力の強化も議題に上った。両首脳は、地域の安定に向けて日本と英国が協調して行動する重要性を確認し、海洋安全保障やサイバー防衛などの分野で協力を進める方針を打ち出した。
GCAPを巡っては、開発計画を主導していたヒーリー英外相が11日、同計画を含む英国の長期的な国防費の支出方針を定める国防投資計画の内容が不十分だとして抗議の辞任に踏み切った。この辞任により、GCAPの共同開発の前途に懸念が生じている。
スターマー首相は、こうした懸念を払拭するべく、GCAPの着実な推進を約束したが、具体的な財源の確保は今後の課題として残されている。日英両政府は、早期の計画具体化に向けて協議を継続する方針だ。