
森ビル(東京)は20日、向後康弘取締役常務執行役員(58)が社長に昇格する人事を発表した。現社長の辻慎吾氏(65)は代表権のない会長に就任する。この人事は6月23日に開く株主総会を経て正式に決まる見通しだ。
社長交代は約15年ぶりとなる。同社は世代交代を進め、経営体制を刷新する方針を示している。
向後氏は東京の複合施設・虎ノ門ヒルズや麻布台ヒルズの再開発事業などに携わり、都市開発の分野で豊富な経験を持つ。
辻慎吾氏は社長在任中、虎ノ門ヒルズのプロジェクトを主導した実績がある。退任後は会長として、経営全般に対する助言役を担う。
新体制のもと、森ビルは都市再開発の中核事業をさらに強化する計画だ。今回のトップ交代は業界内外から注目を集めている。