石破茂氏、篠原孝氏主催講演で自衛隊憲法明記訴え 党内から「利敵行為」批判

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Mika Nakamura
政治 - 05 May 2026

自民党の石破茂前首相は4日、長野市内で講演し、先の大戦の教訓を踏まえて自衛隊を憲法に明記し、政府の統制下に明確に位置付ける必要性に言及した。講演会は中道改革連合の前衆院議員、篠原孝氏の事務所が主催した。篠原氏は2月の衆院選で落選し、政界を引退したとはいえ、長年、自民党候補と争った経緯から、石破氏に対し自民党内で「利敵行為」として党規違反を指摘する声もある。一方、石破氏もためらいつつ、出席に至ったようだ。

講演会はJR長野駅前のホテルの会場で開かれ、約600人が参加した。同席した日本維新の会の猪瀬直樹参院幹事長との対談も行われた。

講演に先立ち、石破氏は自身が会長を務める超党派「菜の花議員連盟」の取り組みとして、同県飯山市で開催された「菜の花まつり」を訪れた。

講演は石破氏の来県に合わせて同議連幹事長の篠原氏が発案し、議連の活動とは別に開催された。参加費は無料で、運営費は篠原氏が政治活動費から拠出したという。

77歳の篠原氏は、2月の衆院選長野1区(長野市の一部や飯山市など)で自民党の若林健太衆院議員に敗れ、落選。引退表明した。後継者は決まっていない。

篠原氏は産経新聞の取材に、講演を主催した自身の立場について「一私人として行った」と説明した。支援者への動員などは行っていないという。

石破氏の講演に対し、自民党内からは「前総裁が自民党候補の対抗馬が事実上主催する集会に登壇するのは、党規違反だ」との声が上がる。党規約は公認候補を不利にする行為を処分対象としており、石破氏の今回の対応が抵触する可能性があるのだという。

一方、菜の花議連には若林氏も今回加入し、講演に先立つ議連の催しに自民党の井出庸生衆院議員(長野3区)とともに出席したという。

石破氏も周囲に「仁義は切っている」と、特定候補を利する意図はないと説明する。とはいえ、石破氏も講演会への出席を逡巡した形跡がある。

篠原氏は産経新聞の取材に、石破氏の講演について「自民党内で違和感を持つ人はいるだろう。石破氏も元総裁として気にしていたが、『つまらないことを言うな』と。(これまで)政権与党にいながら政権与党の政策を批判していたのだから」と冗談めかし、石破氏の登壇を後押しした、と明かした。

講演会の集客は地元紙の告知記事やビラによるものとみられ、篠原氏は「自身のアピール目的ではない」と強調した。実際、ビラには問い合わせ先として「篠原孝事務所」が最下段に記されただけで、篠原氏の写真などの掲載はない。

篠原氏は「自民党の長野県連の皆さんは怒るかもしれないが、私は次の候補ではなく、一市民だ。石破さんも猪瀬さんも個人的な関係で来てくれた」と述べた。そのうえで講演会について「菜の花が結ぶ縁で戦争反対を語った。なかなか美しい会合だった」と振り返った。

石破氏は同日夜、篠原氏や猪瀬氏らと長野駅前の蕎麦店で会食。党派を超えた親交を深めて帰路についた。(奥原慎平)

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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