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東京電力は19日、福島第1原発1号機の原子炉建屋を覆う大型カバーの設置作業中に、骨組みをつり下げていた大型クレーンが動かなくなる不具合があったと明らかにした。発生は16日で、公表までに3日を要した。
東電は「トラブルとは捉えていない。情報公開の一環として説明した」としている。発生から公表まで時間が空いたことで、情報開示の姿勢が問われそうだ。
東電によると、16日に建屋上部を囲むように設置する「ボックスリング」と呼ばれる骨組みの一部をつり下げていた際、クレーンのワイヤを下げられなくなった。四つある油圧系統の一つに異常が見つかっており、原因を詳しく調べる。
骨組みはボルトなどで固定されており、落下の恐れはないとしている。東電は現在、1号機最上階のがれきを撤去するため、周囲を覆う大型カバーの設置を進めている。
大型カバーは今年夏ごろに完成予定で、がれきを撤去した上で、2027~28年度に使用済み核燃料プールに残る392体の燃料の取り出し開始を目指している。