
中道改革連合、立憲民主党、公明党の野党3党は将来的な合流を掲げている。しかし直近まで与党だった参院の公明と、公明出身者が多数を占める衆院野党第一党の中道改革連合に対し、左派系の根城である参院の立民は基本政策が異なり、「完全合体」が実現するかは怪しい。
基本政策の違いは特に安全保障と経済政策で顕著だ。公明と中道改革連合は現実路線を重視する一方、立民は従来の左派色を維持しており、埋めがたい溝が存在する。
世論調査の結果をみると、野党支持層も中道支持に集約されずに分散し、現状を追認するような気配が出始めている。立民に支持層が回帰する兆しも見られ、中道路線への不満が背景にあるとみられる。
中道は1月、立民と公明の衆院議員が合流して結党した。2月の衆院選に臨んだが、選挙前167議席を49議席に減らす大惨敗を喫した。
そして参院に残った立民と公明は中道への合流を見送ったまま、現在に至る。今後も「分裂」状態が固定化する未来図が浮かび上がっている。