
米グーグルの持ち株会社アルファベットは29日、2026年1~3月期決算を発表した。純利益は前年同期比81%増の625億7800万ドル(約10兆円)に達し、過去最高を更新した。
この急成長は、生成人工知能(AI)「ジェミニ」の需要拡大が大きく寄与した。自社開発した同AIの利用が幅広い分野で広がり、企業向けクラウド事業の売上高が63%増と急伸した。
クラウド部門では、企業がデータ分析や業務効率化にジェミニを活用するケースが増加。これにより、グーグルの収益構造は従来の広告依存から多角化の兆しを見せている。
一方、収益の柱である検索連動広告も16%増の772億5300万ドルと堅調だ。ユーザーがジェミニを介して情報検索する頻度が増え、広告収入の拡大につながった。
スンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は主力の検索事業について「AIが牽引(けんいん)し、検索数が過去最高を記録した」と振り返った。(共同)