t>

自民党の小林鷹之政調会長は30日の記者会見で、小渕優子元選対委員長が党税制調査会の「インナー」を辞任した背景に関し「どういう理由でインナーを辞任したのか、詳細を把握していないので、言及を控えたい」と述べるにとどめた。
インナーは税調の非公式幹部会合のメンバー。小渕氏は小野寺五典税調会長に辞意を伝え、慰留されていたものの、このたび正式に辞任したと報じられている。財政規律を重視する立場とされる小渕氏の辞任は、飲食料品の消費税減税を巡る党内議論の本格化を前に、減税論への不満が背景にあるとの見方も出ている。
小林氏は会見で「自民党の議員で財政の健全化や持続可能性の確保が必要ないと考えている議員は基本的にいない。バランスのとり方は、各議員あると思う」と指摘し、「それぞれ政治家として見識を持って積極的に議論に参画することを期待したい」と語った。
高市早苗首相(自民党総裁)は同日の臨時役員会で、飲食料品の消費税を2年間に限り1%に引き下げ、1%相当分を現金給付し消費税を「実質ゼロ」にする方針を示した。小林氏は会見で「8月上旬までに党として責任ある結論を出したい」と強調した。
高市内閣の支持率は下落傾向にあるが、その要因について「現時点でいかなる理由によって落ちているのかは一概に言うことは難しい」と指摘。「自民党として国会運営を振り返って、私たちのパフォーマンスを上げられる方法が他にあったのか、なかったのか、冷静に謙虚に振り返ることは必要だ」と述べ、秋に見込まれる臨時国会での対応に生かしたい考えを示した。(奥原慎平)