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豊田合成は、自動車に使用されるゴムの資源循環を加速させるため、廃材の回収先を自社工程から同社グループ会社へ拡大したと発表した。
現在、鉄やプラスチックなどの部品の資源循環が進む一方、ゴムはリサイクルが難しく、一般的に焼却処分(熱利用)にとどまっている。この課題に対応するため、同社は「独自のリサイクル技術の活用」と「他社との連携」を通じて、廃車からゴムを回収して再生する「循環システムの確立」を目指している。
同社は1990年代からリサイクル技術の開発・改良を続けてきた。2021年度には森町工場(静岡県周智郡)にリサイクル工程を整備。2023年度には持続可能な製品の国際認証(ISCC PLUS)を取得し、2024年度にはリサイクルゴムの生産能力を2倍に増強した。
同社はオリジナルエシカルブランド「Re-S(リーズ)」を通じて、回収したゴム廃材を自動車部品として再生する取り組みを推進している。今回の回収先の拡大により、グループ会社各社で発生するゴム廃材もリサイクルの対象となり、より多くの廃材を安定的に確保できる体制を整える。
豊田合成は今後、回収ネットワークをさらに広げるとともに、他社とも連携しながら、廃車からゴムを回収して再生する循環システムの確立を目指す。ゴム製品の資源循環を加速させることで、持続可能な社会の実現に貢献する考えだ。