t>

トランプ米大統領がホルムズ海峡への艦船派遣を求めたことに関し、韓国大統領府は15日、「韓米間で緊密に意思疎通し、慎重に検討して判断する」との立場を示した。聯合ニュースが伝えた。韓国メディアは慎重な対応を政府に求めた上で、「日本の対応がわれわれの重要な基準にもなる」(CBSニュース)などと指摘。関係各国の動向を注視している。
聯合によると、大統領府関係者は「中東情勢と関連国の動向を注視しながら、国民の保護とエネルギー輸送路の安全確保のための方策を多角的に模索している」と説明。原則的な立場の表明にとどまった。
革新系紙のハンギョレは16日付の社説で、イランの直接的な標的となりうる海峡派遣を同盟国に要求するのは「一人で起こした事故に無関係な隣人を巻き込もうとする厚顔無恥な態度」だとトランプ氏を非難。対話再開の見通しがつかない北朝鮮問題などに言及してトランプ氏との友好関係維持の重要性を認めつつ、艦船派遣は「韓国軍と国全体を新たな危険にさらす」と懸念を強めた。
韓国メディアは、日本が同海峡への艦船派遣に関し米国と協議を進めている事実を重視。CBSニュースは「日本の対応がわれわれの重要な基準になる」と指摘し、政府に対し慎重な判断を促している。
ホルムズ海峡は世界の原油輸送の約3分の1が通過する戦略的な要衝で、イランとの緊張が高まる中、韓国政府はエネルギー安全保障と国民保護のバランスを考慮した対応を迫られている。