t>

広島県福山市の元百貨店が、電気店を運営する企業の手で「iti SETOUCHI」として生まれ変わった。利益追求を目的としない独自のビジネスモデルが、地域の注目を集めている。
この施設は、駐車場収入だけで月800万円を稼ぎ出し、オフィススペースも満室状態だ。テナント賃料は相場より低く抑えられ、空室リスクを減らしながら地域活性化を優先している。
運営者は「黒字化をあえて目指さない」と明言する。収益を最大化する代わりに、地域に必要な場を提供することで、結果的に持続可能な運営が実現しているという。
施設内には多様な業種のテナントが入居し、若者から企業までが交流する場となっている。実験的な店舗やコミュニティスペースも設けられ、新たな挑戦を後押しする。
このモデルは、地方都市で廃墟化する商業施設に新たな可能性を示している。電気屋が仕掛けた「稼がない」カラクリの全貌は、今後のまちづくりにヒントを与えそうだ。