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日本の大手銀行が共同で、今年度中に「ステーブルコイン」と呼ばれるデジタル通貨を発行する。暗号資産の一種で、円やドルなどの法定通貨と価値が連動するよう設計されているのが最大の特徴だ。
ステーブルコインは、ビットコインのように価格が乱高下する暗号資産とは異なり、価格の変動が小さく抑えられている。1枚=1円、1枚=1ドルといった形で既存通貨と1対1で交換できる仕組みを持ち、送金や決済の場面で手軽に使えることを想定している。
米国では、このステーブルコインが日常的な決済手段として広がりつつある。企業間の大口取引や個人間の送金に活用されるケースが増えており、銀行口座を持たない人々への金融アクセス向上にも貢献しているとされる。
日本に暮らす私たちの生活にも、さまざまな影響が出る可能性がある。銀行間の送金手数料の引き下げや、海外送金の迅速化・低コスト化が進めば、家計や企業の資金移動の負担が大きく軽減されることが期待される。
一方で、利用者保護や不正送金防止といった課題への対応も不可欠だ。金融庁など関係機関が制度設計を進めており、ステーブルコインが日本の決済市場にどの程度浸透するのか、今後の動向が注目される。