
フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は19日、6月発券分の国内線燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を引き上げると発表した。最大で従来の約2.5倍となる。背景には中東情勢の悪化による航空燃料価格の高騰がある。
燃油サーチャージは、燃料費の変動を航空運賃に反映させる仕組みだ。航空会社は変動分を運賃に上乗せして徴収し、燃料価格の上昇に対応している。
FDAは5月発券分のサーチャージを既に最高水準に引き上げていたが、燃料高騰分を完全にはカバーできなかった。今回は規制上の上限額を引き上げた上で金額を見直した。政府補助を考慮し、6月の実際のサーチャージは新たな上限より低く設定されている。
具体的には、福岡空港と新千歳空港間のサーチャージは4600円高い7600円となる。静岡空港と新千歳空港を結ぶ路線は2800円高い5800円、県営名古屋空港と熊本空港間は2200円高い5100円に変更される。
国内線で燃油サーチャージを課しているのは、現在のところFDAのみとなっている。他の航空会社との差別化が注目される。