都市づくりの理想追う「ベストの答え」を 森ビル次期社長・向後康弘氏 15年ぶり交代

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Mika Nakamura
経済 - 20 5月 2026

森ビル(東京)は20日、向後康弘取締役常務執行役員(58)が社長に昇格する人事を発表した。辻慎吾社長(65)は代表権のない会長に就く。6月23日に開く株主総会を経て正式に決める。社長交代は約15年ぶりで、世代交代により経営を刷新する。

向後氏は東京の複合施設、虎ノ門ヒルズや麻布台ヒルズの再開発事業などに携わってきた都市開発の専門家だ。

同社はこの日、住友不動産と東京都港区で計画する六本木の再開発事業が、予定する2030年度の完成から遅れる見通しとなったことも併せて明らかにした。建設費が高騰して採算が合わなくなり、計画を見直すためだ。

この再開発は、約8ヘクタールの麻布台ヒルズと約12ヘクタールの六本木ヒルズの両複合施設に挟まれた区域にタワー2棟を整備する予定だ。区域は約10ヘクタールで、これまでの再開発に匹敵する規模となる。

中東情勢の悪化で資材供給や金利、為替などの動向が不安定化している中、森ビルのさらなる成長に向けたかじ取りを託された。

「真摯に物事を追求し続ける姿勢が、森ビルの都市づくりの一番の根幹だ」――社長交代が発表された記者会見で、向後氏は「あるべき都市」とは何かを考え続け、その実現に向けて挑み続ける重要性を訴えた。

これまで同社の看板プロジェクトである再開発事業「ヒルズ」シリーズに多く携わり、経営企画や秘書、広報担当役員も経験。印象に残っているのは、入社後配属された六本木ヒルズの再開発現場で、地権者からの同意取得をチーム一丸となって成し遂げたこと。開業後、街に人があふれる光景を見る喜びが「都市づくりの醍醐味」と語った。

長く仕事をともにした辻慎吾社長は後任に据えた理由を「森ビルの根っこにある部分(理念)を一番よく理解している」と話す。向後氏の信条は「和而不同(わじふどう)」。周囲との協調を大事にしつつ、安易な同調はしないことを意味する。既存の再開発エリアの価値向上に加え、周辺地域で控える複数の大規模再開発事業などを担う中で「中庸ではなくベストの答えを求めていく」と妥協しない姿勢を強調した。(福田涼太郎)

向後康弘氏(こうご・やすひろ)は慶大卒。91年森ビル入社。執行役員などを経て25年6月から取締役常務執行役員。58歳。辻慎吾社長は代表権のない会長。6月23日就任予定。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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