
トランプ米大統領は20日、ワシントン郊外で記者団に対し、イランとの戦闘終結に向けた交渉が「最終段階に入った」と表明した。その上で合意については「急いでいない」と述べる一方、「合意するか、そうでなければ少々厄介な手段をとる」と警告。イラン側の回答が不十分な場合、米国は攻撃を再開する可能性があると圧力をかけた。
またトランプ氏は、イランからの回答は「100%良いものでなければならない」と強調。「数日待つことで戦争を回避できるなら素晴らしいことだ」と述べ、数日間は回答を待つ姿勢を示した。
一方、イランのペゼシュキアン大統領は20日、X(旧ツイッター)に投稿。「イランは一貫して約束を守り、戦争を回避する手段を模索してきた」と主張し、「圧力でイランに降伏を強いても、それは単なる幻想に過ぎない」として米国を非難した。
エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡では、イランによる事実上の封鎖が続いている。イランが海峡管理のために新設した「ペルシャ湾海峡庁」は20日、同国が主張する管理海域の地図をXに掲載した。
管理海域はペルシャ湾からオマーン湾にまたがり、通航には同庁の許可が必要とされる。海峡を通らない原油輸送の代替ルートであるアラブ首長国連邦(UAE)東部のフジャイラ港周辺も、その範囲に含まれている。