
韓国の聯合ニュースは20日、中国の習近平国家主席が早ければ来週にも北朝鮮を訪問する見込みだと報じた。韓国政府高官の話としている。来月上旬に訪朝する可能性が高いとの見方もあるという。実現すれば2019年6月以来の訪朝となる。
米誌タイムも20日付の記事で、習氏が訪朝し金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記と会談する可能性について報道。複数の情報筋は同誌に、中朝が「厳格な平和主義から転換した高市早苗首相に対処」し、「日本の新たな軍国主義に対して協調」する狙いがあるとの見方を示したという。
中国外務省の郭嘉昆報道官は21日の記者会見で、習氏の訪朝について「現時点で提供できる情報はない」と述べるにとどめた。中朝の交流に関しては「両国の利益に合致し、地域の平和と安定にとっても有益だ」との考えを示した。
4月には中国の王毅共産党政治局員兼外相が訪朝。王氏と会談した金氏は、中国との間で「戦略的意思疎通」を深めることや、ハイレベルの往来を強化することに意欲を示していた。
韓国大統領府は21日、習氏が訪朝する可能性について動向を注視しているとし、「中朝間の交流が朝鮮半島の平和と安定に寄与する方向で行われるよう希望する」との立場を表明した。