
朝日新聞の連載「友達がいない? 悩める中高年」の一環として、オンラインで読者座談会が開かれた。参加した中高年たちは、友達との距離の詰め方にそれぞれ悩み、独自の工夫を試みている。コメンテーターとして本田周二・大妻女子大学教授(心理学)も参加した。
Aさん(47歳男性)は「人との距離を詰め、親しくなることにためらいはない」と語る。一方、Cさん(53歳女性)は「社会人になると友達づくりが難しいと感じる」と打ち明ける。Dさん(55歳女性)は「カフェで友達とおしゃべりしている人を見るとうらやましい」と話し、Eさん(66歳男性)は「趣味を通じて友達とつながることが多かった」と振り返る。
本田教授は「通信手段はどんどん増えてゆくのに、どんどん個人の孤独感が深まっていく」と指摘する。その上で「自分自身の内面の揺れ=多面的な自分自身を肯定することが大切ではないだろうか」と述べた。参加者からは「いろんな相互関係があっていい」という声も上がった。
座談会ではまず友達づくりの苦労や工夫が話題になった。「人と友達になる方法は千差万別だな、と改めて感じる」と冒頭でまとめられたように、それぞれが異なるアプローチを持っている。飲み会仲間を「知り合い」と区別する意見や、ゆるやかな関係を重視する専門家の見解も共有された。
中高年の約7割が「友達が減った」と感じる昨今、この座談会は孤独感の背景と多様な関係構築の可能性を照らし出した。本田教授は「多面的な自己肯定が鍵」と強調し、参加者たちは互いの体験とアイデアを語り合った。
No Comments