
令和が5月で8年目に入った。元号の考案者とされる国文学者の中西進さん(96)は、万葉集研究を続けながら図書館館長や執筆、講演に精力的に取り組み、「人生100年時代」の象徴的存在だ。
京都市西京区の邸宅でインタビュー。元気の源を聞くと、「今日は朝の4時まで本を読んでいました。自然体が一番」と語った。
中西さんは京都市中央図書館と右京中央図書館の館長を務める。地域住民を呼び込むため、職員と柔軟な発想で会議を重ねている。
右京中央図書館では今年1~2月に「図書館カフェ」を実施。コーヒーと本を一緒に楽しめる試みが好評だった。
中西さんは「図書館も時代とともに進化している」と話し、館内に音楽を流す案を提案しているが、まだ実現していないという。
これまで国内外の大学で教授や学長を務め、文学館の館長も歴任。テレビのバラエティ番組にも出演するなど活動は多岐にわたる。「楽しいんですよ、全部が」と笑う。
三重県の動物園でホオジロカンムリヅルの命名を依頼され、フランス語で「ルイール」と名付けた。2月には現地で命名式に出席した。