
ファイブアイズが中国によるオンライン求人サイトを利用したスパイ活動を警告したことに対し、在英中国大使館の報道官は4日、「いわゆる中国のスパイ活動の脅威という主張は完全にでっち上げで悪意ある中傷だ」と強く非難した。
この警告は英情報局保安部(MI5)の公式サイトに掲載され、その後、在英中国大使館に質問が寄せられたことに対する応答として発表された。
報道官は「世界最大の諜報ネットワーク」であるファイブアイズこそが「不埒なスパイ活動や情報収集活動」を行っていると主張。「泥棒が泥棒を捕まえろ、と叫ぶような拙劣な自作自演の茶番を直ちに止めるよう強く求める。英国自身に恥をもたらすだけだ」と英国側に訴えた。
ファイブアイズは3日、中国の軍事情報機関が求人検索エンジン「Indeed(インディード)」やビジネス特化型SNS「LinkedIn(リンクトイン)」を使ってスパイを募集していると発表。報告書一件につき数百万円になることもある報酬の送金には「PayPal(ペイパル)」などの決済手段が使われていると指摘した上で、不審な求人や多額の報酬に注意するよう政府や軍の関係者らに呼びかけていた。
中国のスパイ募集は、求人サイトを介して行われ、高額報酬がオンライン決済で支払われるという手法が明らかになっている。ファイブアイズは警戒を呼び掛けている。