
南米ペルー大統領選の決選投票が7日に実施される。世論調査ではアルベルト・フジモリ元大統領(2024年死去)の長女で右派のケイコ・フジモリ氏(51)がリードし、左派のロベルト・サンチェス元貿易・観光相(57)が僅差で追う。ケイコ氏は過去3度の大統領選に出馬したものの、いずれも決選投票で敗北。今回は「4度目の正直」として、ペルー初の女性大統領の座を射止められるかが注目される。
大統領選は4月12日に実施されたが、当選に必要な過半数の票を獲得した候補がおらず、決選投票にもつれこんだ。ペルーの有力紙「ペルー21」が調査会社イプソスの5月下旬の世論調査を元に報じた予想得票率は、ケイコ氏の38%に対し、サンチェス氏が35%で追う展開となっている。
ただ、政治不信が根強いペルーでは投票先を直前まで決めていない有権者が多いといわれており、決選投票では混戦が予想される。
ペルーでは前回の21年大統領選で急進左派のカスティジョ元大統領が勝利。だが、その後汚職や不祥事で大統領が頻繁に交代し、左派政権への失望感も広がっている。1990年代のアルベルト氏による強権政治を嫌った「反フジモリ派」も以前より勢いが落ちているとされる。米ブルームバーグ通信はケイコ氏が「これまでで最高のチャンスを迎えている」と指摘する。
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