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29日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は3日続伸し、指標の米国産標準油種(WTI)の6月渡しが前日比6・95ドル高の1バレル=106・88ドルで取引を終えた。終値としては今月上旬以来、約3週間ぶりの高値を記録した。
上昇の背景には、米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が行き詰まり、中東からの供給停滞が長期化するとの見方が強まったことがある。買い注文が加速し、指標価格を押し上げた。
ホルムズ海峡を巡る混乱が続く中、エネルギー供給の回復に時間がかかるとの警戒感も相場を支えた。市場参加者の間では、輸送ルートの安定化にはなお時間を要するとの認識が広がっている。
朝方発表された米週間石油統計で原油在庫が市場予想を上回る減少となり、需給の引き締まりが意識されたことも支援材料となった。在庫減少が改めて需給逼迫を示した。
市場では、米国によるイラン港湾の封鎖が長引く可能性が指摘されているほか、戦闘の長期化に伴う供給リスクが当面続くとの見方が強い。先行き不透明感から投機的な動きも続いている。