名古屋駅10番ホームのきしめんと44年前の事故 令和阿房列車

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Yuki Tanaka
経済 - 11 6月 2026

特急しなの7号に乗り込む前、ホームの端にきしめん屋を見つけた。時刻は午前9時半を過ぎている。朝食は軽く摂っていたが、ここは表敬訪問せねばなるまい。

全国的に、ホームの立ち食いソバ屋やうどん屋がどんどん減っている。理由はさまざまだが、駅ソバは鉄道文化の一翼を担っている。

名古屋駅が素晴らしいのは、新幹線ホームと在来線のほぼすべてのホームにきしめん屋が健在なことだ。「名古屋はきしめん」というイメージが強いのは、この駅のおかげかもしれない。

小さなお揚げと花かつお、ネギが具のシンプルなきしめんを注文した。カツオ出汁が効いた満足の一杯だが、新幹線上りホームにある人気の「きしめん住よし」とは微妙に違う。

はてな?と首をかしげていると、おなじみサンケイ2号君が友人の次元さん(仮名)を連れてやってきた。わざわざ長野まで同道してくれる同好の士だ。少し遅れて3号君も合流。旅は道連れ世は情けである。

さっそく2号君に「新幹線と在来線とは店が違うの?」と聞いてみたが、彼はきしめんに詳しくない様子。代わりに次元さんが窮地を救った。「名古屋駅のきしめん屋は、すべてジャパン・トラベル・サーヴィスという会社が運営を委託されています」と即答してくれた。

この会社は戦後まもなく産声をあげたが、出自は名古屋ではない。今も駅構内を中心に池袋や京都など各地で駅ソバ屋や喫茶店を運営している。次元さんは「新幹線上りホームのが一番いい、いや在来線〇番線の店の方が旨い、とか議論百出で面白いですよ」とすらすら語る。

よくよく見ると、確かにホームは少し曲がっているように見える。わざわざ指摘されないとわからないレベルだ。

ああ、そうか。私が20歳のときの事故だ。昭和57年3月15日午前2時16分ごろ、名古屋駅に停車していた東京発紀伊勝浦行きのブルートレイン「紀伊」にDD51形機関車が時速約20キロで衝突、14系客車3両が脱線した。先頭車が機関車に持ち上げられてホームの屋根にぶち当たり、曲がってしまった。奇跡的に死者は出なかったが、原因は機関士の飲酒による居眠り運転だった。国鉄の末期的症状を象徴する事故として報じられ、結果的に国鉄民営化を後押しした。

事故から44年。「紀伊」もとっくの昔に消えている。思えば遠くへ来たもんだ。2号君の面目が回復したところで、続きは明日のこころだぁ!(コラムニスト 乾正人)

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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