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昨年秋の自民党総裁選や今年2月の衆院選を巡り、週刊文春が高市早苗首相の陣営による他候補誹謗中傷動画のSNS投稿を報じ、国会で議論が起きている。
週刊文春は4月末、動画作成男性の証言として、首相秘書から相談を受け、生成AIで対立候補を批判する動画を作成・投稿したと報じた。
高市首相は5月8日の参院本会議で報道を否定し、「事務所に確認したが、他候補のネガティブな情報の発信は一切行っていない」と述べた。同11日の参院決算委では、「(動画作成者とされる男性は)私自身も地元の秘書も面識のない方だ」「週刊誌より秘書を信じる」と説明した。
週刊文春は6月3日、男性と秘書とされるオンライン会議音声を有料会員向けに公開。高市首相は翌4日の衆院予算委員会で、有料サイトだったことなどを理由に確認していないと述べた。
5日の参院予算委では、高市首相は「音声を確認した」とし、「高い声で違和感。秘書本人か判断は難しい」と答弁。「男性との面識」について「会っていない」などと軌道修正。8日には記者団に対し、「これまでの答弁は揺るがない」「他の候補者への中傷は私の流儀でもないし、決してやってない」と断言した。
高市首相は10日の衆院法務委で、秘書本人に音声を確認させ、「自分の声に似ているように思うが、確信は持てていない」との返答を得たと説明。秘書が「信頼をできる方から紹介を受けた企業とのグループオンライン会議に参加したことはある」と話したとも述べ、動画作成者との接点がうかがえる内容となった。