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「推しへの投資に月30万円を費やすこともある」と話すのは、東京で暮らす38歳の女性・さかなさんだ。キャラクターグッズで埋め尽くされた自室で「自分の姿はメタモンだと思っている」と語り、コールセンターやコンセプトカフェで働きながら推し活に情熱を注ぐ日々を送っている。
彼女が夢中になるのは、特定のアニメやゲームのキャラクターたち。グッズはフィギュアやぬいぐるみ、タオルや缶バッジに至るまで多岐にわたり、「部屋の床が見えないくらい」と苦笑いする。それでも「推しがそばにあるだけで幸せ」と、一切の後悔はないという。
月収の大半を推し活に充てる生活は、周囲から「もったいない」と言われることもある。しかしさかなさんは「私にとって推しは生きる原動力。他人に理解されなくても自分が満足ならそれでいい」と断言する。推しの新商品が出れば仕事を調整し、時には遠征も厭わない。
推しを増やし続ける理由について、「新しいキャラクターに出会うたびに、自分の世界が広がる感覚がある」と説明する。グッズ部屋で過ごす時間は「自分だけの聖域」であり、仕事の疲れも癒やされるという。推しとの仮想的な関係に、現実の人間関係より深い安心感を覚えることもあると打ち明けた。
「夢を追い続けることは贅沢かもしれない。でも、私はこの生き方を選んだ」とさかなさん。グッズに囲まれた部屋は、彼女にとって何よりの幸福の象徴だ。推し活にすべてを捧げる日々に、迷いはない。