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青森県の伝統工芸品「津軽びいどろ」の制作に、中東情勢の悪化に伴う原油高の影響が直撃している。ガラスを加工するための窯の燃料に重油を使うためだ。原材料費も高騰し、ガラスメーカー「北洋硝子」(青森市)の木納康之業務部長(59)は「安易に価格転嫁もできない」と悩む。
津軽びいどろは職人たちが一つずつ手作りするガラス細工。色彩豊かな食器や花瓶など日用品が知られ、贈答用としても人気が高い。
5月中旬、同社工場にある高さ約2メートルの窯の前で、半袖姿の数人の職人が汗をぬぐっていた。細い棒の先に、オレンジ色に輝くガラスの塊。窯に棒を繰り返し出し入れし、真剣なまなざしを向けた。重油を燃やすことで窯の内部の温度は1500度にも上る。
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