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返礼品競争の過熱や手数料の高騰など、ふるさと納税が本来の「地域支援」から逸脱している現状を踏まえ、総務省は制度の厳格化を進めている。今年10月からは地場産品基準が変更され、自治体への影響が懸念されている。
新たな基準では、返礼品は原則として自治体内で生産された地場産品に限定される。これにより、これまで地元外の商品を返礼品にしていた自治体は、仕入れ先の変更や新たな商品開発を迫られることになる。
同時に、総務省は返礼品に係る経費を寄付額の4割以下に抑えるよう要請しており、「経費率4割時代」が到来した。手数料の引き下げも求められ、自治体の運営負担は増す一方だ。
こうした規制強化に悩む自治体からは、地元事業者との調整や、寄付減少による財源確保の難しさといった「宿題」が相次いでいる。特に、返礼品の地場産品化で品ぞろえが減るケースでは寄付離れを懸念する声も出ている。
制度の「原点回帰」を目指す総務省の取り組みは、自治体の自助努力を促す一方で、短期的な混乱や負担増を生む可能性がある。今後の制度運用と、各自治体の対応が注目される。