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6月20日の「世界難民の日」を前に、衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングと国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は18日、東京都内で共同説明会を開催。ミャンマーから隣国バングラデシュに逃れたロヒンギャ難民の現状や支援策について報告した。説明会には、俳優の河合優実さんが登壇し、支援への賛同を表明。また、6月19日から30日までの期間限定で、河合さんとコラボしたブーケを販売し、売上の一部がロヒンギャ難民女性の自立支援に充てられることが発表された。
ファーストリテイリングは2006年からUNHCRと連携し、難民への衣料支援や雇用創出などに取り組んできた。同社の柳井正会長兼社長は難民問題を「世界で一番大きな課題の一つ」と位置付けている。河合さんは今年1月、バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプを訪問するなど、以前からこの問題に関心を寄せてきた。
河合さんは難民キャンプ訪問の経験を踏まえ、「今、世界中でいろいろなことが起きている。ロヒンギャ難民の方々も、何年も前からキャンプに住まれていて、なかなか突破口が見えない状況。ちょっとでも(ブーケを通して)関心を寄せていただければ」と語った。
ブーケは19日から、生花を取り扱うユニクロのグローバル旗艦店である新宿本店など全国26店舗で販売される。平和を象徴する国連の青色をイメージした花束と、河合さんが選んだ2種類の白い花束のセット。1点につき300円が、UNHCRを通じてロヒンギャ難民女性の自立支援プロジェクトに寄付される。
ユニクロは、事業で培ったノウハウを生かし、難民キャンプ内に縫製センターを設立。難民女性によるサニタリーナプキンや下着の生産を通じて、自立支援も行っている。イベントでは、バルハム・サーレハ国連難民高等弁務官がビデオメッセージを寄せた。
柳井取締役は「この20年で衣料品の寄贈に加え、縫製を通した自立支援なども行うようになり、さまざまな支援が点から線になってきた」と振り返った。ブーケなどの取り組みについては「(難民の存在について)伝えることが第一歩で、知っていただき、想像できるようになると少しでも行動が変わるのかなと思う」と述べた。
ユニクロでは、チャリティーTシャツのプロジェクト「PEACE FOR ALL」の支援先に「難民映画基金」を加え、難民関連の支援を拡充する。19日からは、新しいデザインのチャリティーTシャツの販売も開始する。(西山諒)