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福岡県は14日、服部誠太郎知事の就任後5年間に、知事らを団長とする海外出張が計23回あり、総額約3億3700万円を支出したと発表した。服部氏は要人対応を理由に1泊10万円超の部屋に宿泊したが、実際には要人を迎えていなかったケースもあった。服部氏は記者会見で「慣例を見直さず反省している」と述べ、今後は職員と同水準の部屋を利用する方針を示した。
県は、県議会の高額な海外視察が問題視されたことを受け、知事らの出張経費を詳細に精査した。今後、第三者が支出の妥当性を評価し、その結果を9月に公表する予定である。
支出の内訳は、現地でのPRや交流活動にかかる事業費が約1億4600万円、旅費が約1億2900万円などとなっている。このうち最高額は、令和7年11月に知事を含む20人以上が参加したフランス出張で、約5000万円に上った。
服部氏は会見で、高級ホテルの利用について「慣例として続けてきたが、反省すべき点がある」と釈明。県民の理解を得るためにも、今後は職員と同等の宿泊基準を適用すると約束した。
今回の経費精査は、県議会の海外視察費用が物議を醸したことを契機としており、県はさらなる透明性の確保を目指す。第三者評価の結果次第では、今後の出張制度の見直しも検討される見通しだ。