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5ナンバー枠に収まるコンパクトなEV、ヒョンデ「インスター」が、発売から1年で784台を販売したという。日本向けにローカライズされた気合いの入った1台だが、この数値は果たして成功なのか。
ヒョンデの日本市場におけるブランド認知度は依然として低く、2022年の乗用車販売台数は約1万5000台と、トヨタやホンダなどの国内メーカーに遠く及ばない。784台という数字だけ見れば決して多くないが、同社のEV販売実績や限られた販売網を考慮すれば、健闘していると言える。
インスターは全長3.8m以下のコンパクトボディに、航続距離約300kmのバッテリーを搭載。日本市場向けに右ハンドル化や急速充電対応など、細かなローカライズが施された。競合の軽EV(日産サクラなど)と比較すると価格帯は高めだが、走行性能や安全装備で差別化を図る。
ヒョンデは現在、東京、大阪、名古屋など主要都市に約20店舗の直営販売拠点を展開。2025年までに全国50拠点に拡大する計画だ。また、次世代EV「アイオニック3」や「アイオニック6」の投入も予定されており、ブランド認知向上に本腰を入れている。
784台の販売台数が「少ない」と言い切れないのは、ヒョンデがまだ日本市場で足場を固めている段階だからだ。今後の販売網拡充とモデルラインアップの充実次第で、この数字が転機となるかどうかが問われている。