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JR大阪駅北側の再開発地域「うめきた2期(グラングリーン大阪)」北街区で建設中のタワーマンションに、1室25億円という価格で注目が集まっている。関西のマンションでは最高額となる見込みだ。不動産業界では「すでに多くの引き合いが来ている」との噂があり、背景には「マンションコレクター」と呼ばれる人たちの存在が指摘されている。
注目の部屋はマンション「グラングリーン大阪 ザ ノース レジデンス」(大阪市北区)46階にある。仕様は2LDKながら広さは305平方メートル。うめきた2期の大型都市公園に隣接し、抜群の眺望を誇る。
10月12日に報道公開されたモデルルームは、シャンデリアなどのオプション調度品もあつらえられ、高級ホテルのような雰囲気だ。
このような超高級マンションの販売傾向について、ある関係者は「東京で起きていることが、大阪にも来たということ」と分析する。東京では価格が50億円前後のマンションも販売されており、「地価の上昇が続いているため、購入、売却のプロセスを繰り返し、その利益でさらに高額のマンションを買う人がいる」からだという。
ターミナル駅のJR大阪駅に隣接し、「大阪最後の一等地」と呼ばれるうめきた2期の潜在性を考えれば、「さらなる地価上昇も考えられ、極めて魅力的な物件」というわけだ。
一方、別の専門家は特殊なタイプの富裕層の存在を指摘する。「いわゆるコレクター。企業経営者など超富裕層の中にはコレクションのように複数の高級マンションを買う人がいる」とする。
このような購入者は、同じ趣向を持つごく少数の人たちの間で互いに「より高いものを買おうとする」傾向があるという。販売する不動産会社への問い合わせでは「Aさんはもう来たの? 言えない? じゃあ直接聞いてみる。彼よりも高いものを買いたいのでね」といった会話が交わされることもあるという。
さらに、こうした部屋は「買っても住んでいる形跡がほぼないことが、定期点検などの際に分かる」こともあり、実態は謎めいている。海外の富裕層が多く購入していると思われがちだが、超高級マンションの購入者は「大半は日本人」というから驚きだ。
販売価格25億円の部屋があるうめきた2期のタワーマンションは、令和7年12月に完成予定。令和6年2月には販売が始まる計画で、今後の動向に注目が集まる。
さらにうめきた2期では、JR大阪駅により近い南街区でも今後マンションが発売される予定だ。開発関係者は「おそらく、さらに高額になる」とみており、再び話題を提供しそうだ。(黒川信雄)