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和歌山県串本町と同県那智勝浦町を結ぶ八郎山トンネル(全長約710メートル)で大規模な施工不良があった問題を巡り、和歌山県は3日、トンネル部分を含む約2キロの区間が9月20日午後4時に開通すると発表した。
開通は当初予定していた令和5年12月から2年9カ月遅れとなる。
県は工事を請け負った浅川組(和歌山市)と堀組(和歌山県田辺市)でつくる共同企業体(JV)に賠償金約1億8000万円の支払いを求めていたが、7月にJVから支払いを受けたという。
同トンネルは令和2年9月に着工、令和4年9月に工事が完了したが、同年12月に内部のコンクリート壁の厚さが基準を満たしていないことが発覚。さらに、内部を支えるアーチ状の「支保工」や土台部分のコンクリート「インバート」などでも施工不良が明らかになり、掘削以外の工事を全面的にやり直したため、開通時期に大幅な遅れが生じていた。
県は「今年3月の段階で示した今年11月の開通予定を上回るペースで工事が進められた」としている。