
トランプ大統領が食品医薬品局(FDA)のスコット・マキャリー長官の解雇を検討していると、米メディアが8日に報じた。この動きは、電子たばこなどの承認手続きが遅いことに対するトランプ氏の強い不満が背景にある。
トランプ氏は以前から規制緩和を推進しており、特に電子たばこ業界からの承認待ちに対する不満が高まっていた。マキャリー氏は2017年にFDA長官に就任したが、承認プロセスが遅いと批判されていた。
マキャリー氏は、ワクチン懐疑派でFDAを所管する厚生省のロバート・F・ケネディ・ジュニア長官と関係が近いとされる。ケネディ氏はFDAの政策に影響力を持っている。
トランプ氏は昨年8月、同じく厚生省所管の疾病対策センター(CDC)所長だったスーザン・モナレズ氏を解雇している。モナレズ氏はワクチン政策を巡ってケネディ氏と対立していた。
今回のFDA長官解雇検討も、ケネディ氏の影響力が背景にあるとみられる。トランプ政権内での人事の動きが注目される。(共同)