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業務効率化の切り札として注目される「ChatGPT Work」。私は先日、このAIアシスタントに3つの異なる作業を任せてみました。結果は2つが成功、1つが失敗。その体験から見えてきた実力と限界について詳しく報告します。なお、今回の検証はすべて社内のガイドラインに沿って実施し、機密情報の入力は避けています。
1つ目に任せたのは、会議議事録の作成です。録音データの文字起こしをChatGPT Workに渡し、参加者ごとの発言を整理して要点をまとめてもらいました。その結果、複数回のやり取りが必要にはなりましたが、最終的な議事録の品質は高いものでした。特に「決定事項」と「今後のアクション」を自動で分類してくれたのは予想以上で、人間が手直しする時間を大幅に削減できました。
2つ目は、定例メールの下書き作成です。顧客向けの納期変更通知という、トーンが難しい文面を依頼しました。過去の類似メールの書き方を学習させたうえで、丁寧さと簡潔さのバランスを調整するよう指示したところ、そのまま送信できるレベルの下書きを生成。細かな言い回しは少し修正しましたが、社内レビューもスムーズに通り、成功率は非常に高かったと言えます。
一方、失敗したのが、市場調査レポートの要約です。最新の業界トレンドを調べさせ、競合他社の動向を含めて要約するよう頼んだところ、古いデータや不正確な情報を自信満々に含めてしまいました。ソースの確認を求めたところ、存在しないURLを提示される場面も。リサーチ系の業務は、事実確認の仕組みづくりができないうちは人間が責任を持つべきだと痛感しました。
この検証から分かったのは、ChatGPT Workは「既存の情報を構造化したり、定型文を作る」作業には驚くほど有効ですが、「最新かつ正確な情報を収集して判断する」作業にはまだ向いていないということです。成功した2つは、いずれも人間が前提知識を持っていたからこそ、AIの出力を正しく評価できたのです。今後は、この特性を理解したうえで、補助ツールとして使いこなすことが重要だと言えるでしょう。