
韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は現地時間10日、ベルギーのブリュッセルで欧州連合(EU)のコスタ大統領およびフォンデアライエン欧州委員長と首脳会談を実施した。会談後、両首脳は共同声明を発表し、ロシアによるウクライナ侵略をめぐる露朝の軍事協力を「強く非難」した。
共同声明では、北朝鮮に対して「核保有国の地位は認められない」と明確に記述された。また、中国を念頭に置きつつ「台湾海峡の平和と安定の重要性」を強調し、現状変更を試みる動きへの反対姿勢を鮮明にした。
双方は、秘密情報保護協定の締結に向けた交渉を正式に開始することで合意した。この協定は、フ国間の安全保障協力の深化につながると期待される。
さらに、防衛産業分野での協力を強化することでも一致した。具体的な協力内容については今後の協議で詰められる見通しである。
今回の首脳会談は、欧州とアジアの安全保障環境が厳しさを増す中で行われた。(ソウル 石川有紀)